2018年12月23日に開催した第5回APD(聴覚情報処理障害)当事者交流会レポートになります。
交流会の詳細はこちら→https://www.kokuchpro.com/event/9e5bcce24e4bb879b2f017d6aa212aa8/
交流会の流れとしては、最初に交流会の説明、次に自己紹介をしてから交流会に入りました。途中、休憩を挟んで2グループに分かれての交流会としています。最後に振り返りを行い、交流会の感想等を共有し合いました。
【交流会での話題】
- 電話対応が苦手
- マルチタスクが苦手
- メモを取れない
- テレビは字幕があったほうが良い
- 曲の歌詞がわからない
- 怒っていると思われる
- 2桁の暗算ができない
- 初めて聞く単語が聞きとりづらい
- APDの診断を受けた
- 工夫して生きていく
- 感覚過敏の話
- 天然ってなんだろう
- 睡眠の話
- グラフィックレコーディング
- 病院に行っても聴覚は問題ない
- APD症状を理解してもらえない
- APDのパンフレットが欲しい
- 話す人の近くに座る等の環境調整が必要
【感想】
- 勉強になった
- こんなにもAPDの人がいて安心した
- 来てよかった
- 会があることに感謝したい
- APDの人と会えてよかった
- 世間に認知されることが重要
- 初めての参加だったけれど話ができてよかった
第5回APD当事者交流会は就労移行支援事業所ルーツで開催しました。株式会社LOGZさん、お貸しいただきありがとうございました。
定員14名に対し申し込みは8名。年末の多忙な時期であるのと12月の中旬に募集開始で短い募集期間にもかかわらず、たくさんの方に申し込みいただきました。
キャンセルと飛び入り参加があり当日の参加者は8名。スタッフとして株式会社LOGZのスタッフ1名と私の友人1名にお手伝いいただきました。
最初は参加者全員で話し合い、休憩を挟んで後半は2グループに分かれて交流会を行いました。前回同様、どちらのグループもそれなりに盛り上がっていて、話題は尽きなかったように思います。交流会後もしばらく会場に残っている方が多くみられました。
当日はどんよりした天気で気圧が低く気分がなかなか上がりませんでしたが、みなさんの話を聞いているうちにそんなことは忘れていました。
交流会では様々な背景を持つ参加者の話をお聞きすることができました。それぞれの背景は違えど、共通の悩みごとがあるので共感できた部分は多かったと思います。
勇気を出してAPD症状があることを職場に伝えても理解してもらえないケースがまだまだあります。酷いことに自分の症状を話しても自己責任にされ、傷つけられてしまうこともあるようです。APDの存在が世間に認知されていないので一刻も早く周知されてほしいと感じています。
また、前回に続いてAPDのパンフレットを作ってほしいとのご意見をいただいたので、パンフレット作成が得意な方がいましたらお願いしたいです。私もそうですが口頭では自分の症状をうまく伝えられないことがあります。パンフレットがあると自分の症状を紙面で伝えることができるので便利です。相手も理解しやすくなると思います。
今回も皆さんにご協力いただき、トラブルや怪我なく無事に交流会を終えることができました。どうも私は柔軟に動くのができないタイプなのであたふたすることがありましたが、まわりの人に助けられなんとかなりました。
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